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2020.02.28 (Fri)  19:56

大人のスイムレッスン日記

2月某日

今回のクライアントは、泳げないという事がコンプレックスでずっと避けていたという60代女性の方。

運動自体が何年もやってきていないが、どうせやるなら苦手だった水泳に挑戦してみようと一念発起。

「誰にも教わったことはなく、運動自体も久しぶりなので不安です」

最初のカウンセリングでこう話されていました。

カウンセリング後にプールに入ってみると、少し力が入っている様子。

やはり潜在的な恐怖心的な何かが働いている様に見えました。

そういう方には、すぐにレッスンはせずに歩きながらコミュニケーションをとって水に慣れてもらいます。

ここに時間かけないですぐに泳いでも経験上、上手くいった試しがありません。

ある程度時間をかけて歩いた後は
『出来る出来ないは別として』

その場で、顔をつけたり潜ったり鼻から空気を出したりと本当に初歩的なことからやります。
そうして徐々に、体を水に慣らしていきます。

ここで、時間がかかりそうな場合は上向きで水の上に寝るという事をやることもあります。

上向きで呼吸が出来た状態のが、体の力が抜けやすいからです。

「いきなり上向きをやらせるの?」
と思うかもしれませんが、私が近くで完全に体を持ってあげて浮かせるので心配はいりません。

余談ですが、アメリカなどの水泳が盛んなところでは
高齢者の方達は、背泳ぎをずっと泳いでいるそうです。
その理由は、背泳ぎのが呼吸の心配がないからです。
クロールなどは、顔に水をつけなきゃいけないので関節が固くなってくる高齢者の方達は難易度が上がります。
それに比べて背泳ぎは力の抜き方さえ分かれば、高齢者の方達でも簡単に浮いて泳げるからだそうです。
すごーくゆったり泳いでるのですが、80代90代の方達が毎日のように泳いでるそうです。

なので、私は力を抜く練習としていきなり上を向いて寝る練習を取り入れてます。
上手くレッスンが進めば、クロールが泳げる前に背泳ぎが上手くなってしまったという人も多いです。

話を戻します。

その方は、初回のレッスンでは上を向いたり、手を持ってあげて下向きで浮いたりする練習をしただけでした。
早く前に泳ぎたくなる気持ちも大事ですが、後々ここの練習が必ず活きてくるのでここに時間をかけてレッスンを終えました。

その方からは、「水に入って浮いたりするだけでも、自分が信じられない」と話されて
レッスンが終わった後も、やった事を自主練習して帰られていました。

ここで何が言いたいかというと
私のレッスンでは、泳げるようになるという事はもちろんの事ですが
水泳に対して、ネガティブなイメージからポジティブなイメージに変えさせてあげる事を心がけています。

これは、幼き頃にトラウマがある人、泳げるように全然ならない人、タイムアップで悩んでいる人
全ての人に共通するネガティブなイメージを払拭したいという事です。

水は怖くないんですよ!
泳ぐって実はそんなに難しい事じゃないんですよ!
スピードアップするとっておきのコツは、面白いほど単純なんですけど難しさがあってハマるんです!

というように、水泳の不安をレッスンが終わった後はポジティブなイメージになって帰っていただきたいと常に思っています。

そうする事で、レッスン後に
「なんかわたしにも出来る気がする」
「やる事が分かったので水泳が面白いと感じれます」
「なんか水泳にハマってしまいました」
こんな風に思っていただけたら、私の思惑通りです笑


是非私のレッスンを受けて、水泳が好きになりハマってみませんか?


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